ブラックホーク・ダウン

 


 監督はリドリー・スコット。ほぅ。『グラディエーター』の人だな。あれは面白かったなぁ。

製作はジェリー・ブラッカイマー?あぁ『アルマゲドン』と『パール・ハーバー』の人か。あの2作はちょっと・・・・

ってな訳で期待と不安が見事に入り乱れる中観に行った作品。

 

 1993年のソマリアに降り立った米軍特殊部隊の遭遇した惨劇を描いた物語です。

本当はとても簡単な任務だったのに、乗っていたヘリが襲撃されてしまい出口の見えない戦場の真っ只中へと放り出されてしまうという、実話がベースになっています。

 映画を観る様になって最初に観た戦争映画『プライベート・ライアン』でとてつもないショックを受けた為、戦争映画は出来るだけチェックしています。僕の中で定義されている「戦争映画を観る」という目的は、この映画ではほぼ完全に果たす事が出来ました。作品中のほとんどが戦争シーンで、くたくたになっちゃいます。そして途中からは闘っている事しかわからなくなってきます。粗筋が粗筋だけに、戦況が大混乱して、どこで誰が戦っているのか分からなくなる・・・戦争ってきっとこんなものなんでしょうね。自分がたち合う事の出来る場面と言う物は、当然の事ですが実際自分のいる場所で起きている場面だけです。それは分かっているのだけれども、色々な場面を次々と見せられて訳が分からなくなる。実際に体験できるはずのない事なのですが、戦争をリアルに表現する方法の1つなのではないでしょうか?

 あれ?おかしいな。ジェリー・ブラッカイマーなのに良い作品だったじゃん。おかしいなぁ。やっぱ監督の力かな?

 

 さて。ところでこの映画のパンフの表紙に写っている人は誰なのでしょう?

僕はこれをオーランド・ブルームだと思っているのですが、ジョシュ・ハートネットだと言い張る人もいます。

どうなんでしょ?

 

2002年3月31日鑑賞


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